20代から40代と、ハッピーの大人の生徒さんのクラスの中では、平均年齢が一番若いクラスなのですが、初めの軽い会話からも、それぞれが、みな一生懸命、職場で、社会で、また家庭でも、がんばっていることをひしひしと感じます。
このクラスでは今、4つの技能と言われている、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングを学ぶコースブックを使っています。
英会話の経験が浅い学習者には、持っている知識をベースにアウトプットすることに慣れることとともに、インプットをたくさんして、英語らしく聞こえるような正しい発音や、表現の幅を広げること、聞き慣れること、センテンスの構造の理解などが必要になってきます。
実は、週に1回を1年積み重ねても、残念ながら英会話学習の時間が充分とれるとはいえません。
ブレークスルーが起こると言われる時間数を稼ぐには、長い時間がかかるからです。
それでも、まったく初心者だった生徒さんが、半年、1年、と継続していただいているうち、初めてレッスンを受けた時とはまったく次元の違うレベルで日常会話の受け答えができるようになっていることに、しばしば驚かされます。
先日も、英会話理解の一番の基本となる、「頭から理解する」読み取り方で、指示文をかなりすんなり訳せた生徒さんに、心の中で拍手をしてしまいました。
ハッピーグローブでは、グループレッスンではあっても、生徒さん自身が読み取ったり、発言したりする時間を多く取る工夫をしています。これに見事に応えてくれた形でした。
生徒さんの上達を発見することは、講師としてのこの上ない喜びであり、レッスンの意義はまさにこれに尽きると言えます。
語学に関しては、自分では成長を感じることが難しいので、講師の側から気づいたこと、感心したことをできるだけ、お伝えするように心がけています。